昔
私の友人Aは神だった。
同じく私の友人であるBにとって
彼女はまさしく神だった。
BはAを神と崇め
信じ
なのに恋慕し性的な欲も向けていた。
私にはそれがわからなかった。
趣味は合うし
会話していて楽しい。
私と二人の関係は友人であった。
神と信者だったようだ。
不思議だ。
神は神と慕われることを
好きにさせることで受け入れていた。
神なのか尋ねた時
そうらしいと笑っていたので
B発信なのであろう。
ABと複数で会話していると
神は
「私神らしいからさ、ねB」
などとネタにしていた。
神と私二人で話していることが多かった。
私が一人の時
Bが
「Aとあなたは友人ということはわかっているが
それでも嫉妬する」
とこっそり告げてきた。
Aにも同様のことを伝えたらしい。
恋情の方が大きいのかなと思った。
やはりわからなかった。
信仰と恋い慕うことが両立する?
理解できない。
年月が経った。
Aは神では無くなった。
私は彼女に
いわゆるリア垢をブロックされた。
確認していないが
私はもうAを友人だと思っていない。
Bは信者では無くなった。
時々怖いとまで思っていた
そんなBと
今でも交流を続けている。
勝手に書いてごめん。
信者でも
Aを慕う人でも無くなったのち
深く考えて
彼女のこういう
思慮深いところがやはり好ましい。
人に戻ってくれて嬉しい。
ある日突然
友人が神になって
友人が信者になって
その衝撃はもう
こびりついてしまっている。
それでも
そうなる前の二人は友人だった。
Bとは
やり直していけたらいい。
勝手な私の望みだが