2019-12-07

わりとまえに「空の青さを知る人よ」をみてきた

まゆげ最高。まゆげダイブマスクに変身して大怪獣シャーク・ズレーと戦うクライマックスシーンは涙無くしてみられなかった。

あの日見た花の名前はあおいというのだわたしは知っているぞって感じの映画だった。主人公からしたら、え、私が花だったの!? って感じかもしれんが。もともと幸せだったお姉ちゃんさら幸せになる話なので、陰鬱な見た目に反してめちゃめちゃハッピーにあふれている。

マリ作品、だいたいいつもしあわせのかたちが花に仮託して語られる。失って初めて気づく過去幸せ時間あの日見たまだ名前を知らない花だし、孤児たちが夢見る幸せの形は決して枯れない鉄の華だし、ともに過ごした日々が幸せであったとこれからもずっと覚えていようと約束するのはさよならの朝に贈られる約束の花だった。その上で空青はタイトルの時点で既に私にとって花はあおいであると知っていると高らかに宣言している。あおいこそは私の幸せなんだと。

これは幸せを求める人の話ではなく、すでにそこにある幸せを大切にして生きている人の話だ。

さよ朝が子供を育てる子供の話だとすると、空青はその反対の、子供に育てられた子供の話で、さよ朝が子育ての話なら、空青は子育てのあとの話。そう考えると、マリワールドの「子供」はオルフェンズで子を生んで、さよ朝で育てて、空青で子育てが一段落して、ようやく恋愛をする余裕が出てきた。

相生は、広辞苑曰く「二つのものがともどもに生え育つこと」だって

姉妹の話だとわかると相生という名字からして既にエモい

ここさけが横瀬の方の話だったんで、今回はその反対のミューズパークの方の話。あの花は市の中心部の話だったんで、同じ秩父とはいえ実は毎回微妙舞台が違ってる。

個人的な話だけど、秩父相生町(主人公の住んでるとことはまた別の地域じんたんとかの住んでるあたりに近いかも)に親戚がいるので、なんかそれだけで親近感が湧く。あとわりと年上の独身の超美人重要)の従姉妹とかもいるので、そのへんの親戚と相生姉妹が重なって見えて、これは私のための映画だって勝手に感極まってた。

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