2019-10-23

映画ジョーカー』のタイトルは「ジョーカー」だから

ジョーカー』の感想みるとどいつもこいつもアーサーについて語ってるけど

ジョーカー』はアーサーの映画じゃなくて「ジョーカー」の映画だぞ

泣く子も黙るスーパーヴィランジョーカー誕生までの物語

ダークナイトで言ったらビギンズ(の前半1時間くらいまで)の物語

からアーサーがいかに不幸だったかとか

KKO弱者男性がどうのとか

社会の分断がどうのこうのとか

そんな要素はこの映画のメインであるジョーカー誕生」を彩る「スパイス」程度のものなの

アーサーの一番の不幸は虐待されてたことでも、精神疾患があることでも、貧乏なことでもない

世界で最も有名なサイコパスの一人であるジョーカーのくせに普通世界で生きようとしてしまっていたことだろ

この映画ドラゴンボールに例えるなら何をやっても上手く行かないコンビニバイトベジータが、いろいろあって「俺は誇り高きサイヤ人王子ベジータ様だ!」と覚醒するまでの物語なわけ

あのベジータコンビニバイト人生ハッピーになるか?ならねーだろ(意外となるかもしれんが)。ベジータサイヤ人王子として輝く人物だ。

それと同じで「あのジョーカー」が母親介護をしながらコメディアンを夢見る心優しき青年アーサーとして幸せ人生歩めるはずがないんだよ

因果が逆なんだよ

アーサーにいろんな不幸が積み重なってジョーカーになったんじゃなくて

ジョーカーのくせにアーサーでいようとしたから生きるのマジつら…ってなっちゃってるの

アーサーの数々の不幸はジョーカー爆誕までのなが~い「溜め」なの

最初に例えで出したバットマンビギンズでトーマス・ウェインが言ってただろ

「人が落ちるのは這い上がるためだ」って

そう、これは言うなればジョーカー ビギンズ』

「アーサーがジョーカーになるまでの物語」じゃなくて「ジョーカーがアーサーだった頃の物語」として観ればすげえシンプル面白い

ラストシーンで最大のライバル存在を匂わせるとこなんかもそっくりだよね

まあ次回作はないだろうけどさ

  • 監督が「観る人によって映画の捉え方が違うようにした」つってたけど、増田はそういう観方か

  • 「バットマンシリーズ」の最新作として観るか 「ジョーカー」という単独の映画として観るかで感想はだいぶ違うと思う 増田は前者

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