記事中にある「生産性の低い(=売上には貢献してない)サービスを行う社畜」も給料はもらってるわけよね。んで彼らの給料の原資はって言うと、生産性の高い労働者のあげた利益にあるわけだ。
つまり、増田の言ってる論旨は「売上になってない労働者にも金を渡せよフリーライドさせろ、それが日本の雰囲気作ってきただろ」ってことになるわけだけど、その説得を向けるべき先は「金を稼いでる、金を持ってる人たち」なわけね。なにせ彼らにぶら下がろうとしているわけだから。
で、そんな説得可能だと思う? 自分が逆の立場だったら受け入れる?
「生産性改革」ってのを、世間はどうも「日本全体で豊かになろう!」みたいなものだと考えてるし政府も承知のうえでそういうミスリードをしようとしているけれど、実際にはそれより以前に「足手まといを切り捨てて見殺しにしようZE」だよ。もちろん、それは、ある意味正しい。なぜならそういう切り捨てをしない限り、普通の人々は絶対に目覚めないから。国際競争の中で前線についていく気なら、競争のルールをみんなで思いしる必要はある。
これは別に社会全体で弱者切り捨てをしろってのとは、また別の話だよ。2倍利益を上げたひとに1.1倍の報酬しか渡さないのは間違いだって話。再配分は政府がやるべきで、私企業にそれを求めるべきではない。じゃないと雇用流動性もクソもない。