2017-05-06

父親にいなくなって欲しいと思う娘は罪ですか

物心ついた時から、私の記憶の中にいる父は、私のことを怒鳴りつけていた。

「お前が生意気から

「お前が泣き虫から

「俺の邪魔をするんじゃねえ」

そう言って怒鳴られていた。

今日もまたそうだ。

畳んだ洗濯物や、アイロンをかけたワイシャツを彼の部屋に運んでも、ゲームに興じている彼は

「話しかけんじゃねえぞ」

と怒鳴る。

こんなだから、私は、父親というのはいつでも子供に対して怒鳴り散らしている存在なのだと思っていた。

だけど、みんなの父親がそうではないのかもしれないと気づいたのは最近のことだ。

大学の友人との会話の中の出てくる父親は、もっと優しくて、気が利いて、少なくともすぐキレて怒鳴る人間ではなさそうだった。

そうか、そういうお父さんもいるのか。

信じられなかった。

片道2時間の通学がどうにも辛すぎて、どうか一人暮らしをさせてくれと懇願したが

「それぐらい通える」

「お前の根性がないからだ」

「そんな無駄な金はない」

と言われて、家から出してもらうことは叶わなかった。

DV暴力だけでなく、言葉暴力も入るらしい。また、極度に束縛するのも、DVの傾向としてあるようだ。そしたらこれは、DVなのだろうか。

そんなこんなで、私は、父親のことが好きではない。いつ怒鳴られるのかとビクビクしながら、父親用事がある時は話しかける。何かやましいことをしているような、嫌な緊張感の中で、胸が締め付けられる。ちなみに、普通の家庭では、気楽に父親に話しかけられるらしい。

老後の世話なんてごめんだし、早く縁を切って自由に生きたいと思う。

今は機嫌よく、居間コーヒーを飲んでいる。声を聞くのも嫌だ。私は自分の部屋がないので、居間の隅で縮こまっている。もうすぐ60歳で、こんなにどうしようもない人間がいることが理解できないし、耐えられない。早く解放されたい。なぜ、母が離婚しないでいるのかが疑問だ。私は何があっても、専業主婦にはなりたくない。こんな男に捕まって一生を過ごすなんてまっぴらごめんだ。

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