親と子が理解しあえず不和になるという物語は珍しくもなんともない。
世の中そこらじゅう親子だらけだからね。
主たる流れが「子供が大人になったことで親を許して和解する」っていうの。
いや、わかるよ、わかります。
物語ってのは物事の変化を描いているわけで、「親との不和は解決しませんでした」って流れより、
そっちの方が収まりがいいし、大多数の人は気持ちよくなれるよね。
「解決しませんでした」の方は全国ロードショーは無理だもんね、
どうしたって単館上映になっちゃうよね。
でもやっぱり納得いかない……
それなりに親との不和を抱えた私としては。
「結婚式の前日に」低視聴率は、フツーにドラマとしてつまらなかったんでは?
不治の病+親子の不和って盛りすぎじゃない?
しかも親のノリがアレすぎてついていきたくない感じ。
闘病ものだけど、重くなり過ぎないように…って、あえてのこのノリなのかなって思ったけど、
拒否反応ヤバかった。
最終回見てないんだけど、母親とはかなり和解した状態にはなってたよね。
やっぱりそうなんだな~~って思いながら見た。
(ろくでもない親に子が苦しめられるパターン)
「親を理解してやれないことで自分を責めることはない」ということを、
子供に向かって言ってくれる人がいた。
海外ドラマはこういうことを具体的な言葉にしてくれるんだよなって思った。
親子の不和が存在することを認めて、なおかつ子供に親を許すことを強要しない。
なんとなくだけど、日本のドラマには深刻な親子の不和を認めようとしない空気がある。
しかも「子供が大人になって解決する」ことで丸く収めようとする。
そういうことがあるだろうことは否定しないけど、
もっと子供が親を許すことができない場合も許容してくれないものだろうか。
許せない方は、許せないことで苦しい。
なのに、それを第三者から「お前が大人になれないから許せないんだ」みたいな空気を出されると、
もっと苦しい。
心の中で「やっぱり許せない」って思うことくらい「許して」くれないですかね?
許すよ。許せないことを許す。
儒教国家だし、ターゲット層がそれを望んでるし、ハッピーエンドじゃないと創作なんて見たくない!とか言い出す人もいるし、トリプルスリー
許せないと思いつつニコニコして接してるから内心ではイライラしたり冷めたりしてる、みたいな感じなのか、 できるだけ距離を取って必要に応じて付き合ってやってるって感じなのか...