物事をつきつめ本当に必要なものだけにしぼって生きるという事は芳醇だった時代との決別であり、不況からくる生活様式の変換であり、
なるべくしてなったスタイルだと思う。
おれたちの周りには物が溢れすぎていて、しかもそれぞれそれなりに便利な物ばかりだ。
工夫もなく必要であれば100均でちょっと便利な小物がすぐ手に入る。
なにも考えず身の回りの豊かさに踊らされて生きていくのは本当にカンタンでラクチンだが、大事なことを、本質を見失う。
ミニマリストなんて言葉がキャッチーすぎて変な空気になってしまってるが、そういう言葉がなかったとしても反動でシンプルな生き方をする人は自然に増えていったハズだ。
まずはちょっとの便利を排除してるし、そこそこの便利だって排除してる。
結局はかなり不便な生き方になるのだ。
しかしその不便な中で工夫して生きる中にこそ生きる事の発見があり喜びがあり得難い経験がある。
おれってちゃんと生きてるんだな、生かされた生活じゃないんだな、って気がつく。
手元に残った道具や家具や生活用品は自然と愛着がわく。これからも大事にしていきたいな、と本気で思う。
残った物は本当に愛すべき物だし、逆に考えると残らなかった物は自分にとって不要でも、他人にとってはかけがえのない物なんだろうな、って気がつく。
結局は愛なんだよ。
×芳醇 ○豊潤
☓ 豊潤 ○ 皇潤
ミニマルまでいかなくてもオプティマリスト(?)くらいでよくね?