ニコ動で12話一挙放送で見てみた。「面白かった」「感動した」と評判良かったから。
結論からいえば、「面白いことは面白かったが、なんか気持ち悪かった」だった。
強姦して孕ませて幸せな家庭とやらに押し込めて黙らせた」話だったし、
かくいう無能はちゃっかり感動枠で人気者に収まってた話」だったし。
しりとりプロポーズからいきなりタナベがハラポテになって家庭に治まってたのに、
感動しつつもなんか違うと思ったこと。
それまでのストーリーで、タナベがどんな状況になったかは理解していた、
でも、この終わりはちがくね?
最後の最後で、ぐるぐる考えたことを思い出したけど、監督が谷口悟朗で、なんか納得。
エゼキエルは真面目に無能だった。
マリアに出し抜かれて魔法遣われるまでは、まあ笑い話で許せるが、
軽率な行動を繰り返して事態を悪化させてくのはシャレにならんかった。
マリアを「異端で感情的だから受け入れられないんだ」と責める始末。
マリアの至らないことは多々あるが、事態を悪化させたのがてめーじゃねーか。
自分の行動に自覚の無い新人が何えらそーに説教してんだよ、このシナリオ作った奴何も考えてねーじゃん。
…いや、エゼキエルの行動の結果を直接描写しなかったあたり、
「谷口は意図的にマリアに責任をおっ被せるつもりだなー。狡猾!」とは思ったな。
こんな形で全体的に細部の何かが微妙にずらされてる気がして、すごく気持ち悪かった。
でも最後の最後でいい話でまとまってるから、こんなに感動されてるんだなーと思った。
今回は話が短かったのとペラペラのキャラデザと後半になるほど動かない作画と、
とってつけた台詞回しで鼻薬が効かなかったのか。
タイトルに「アニメ」ってちゃんと書けよ