ありのままでーという曲が流行っていますが、「努力」とか「我慢」という言葉が大好きな日本人にはあまりピンとこないのではないでしょうか。でもありのままの自分を受け入れるということがいかに大事か最近やっと気付くことができました。
自分も他人もありのままを受け入れられる人の方が強いし、安定していて魅力的だと思います。しかし、自分はありのままを受け入れようとしても社会や他人は人の上に人を置き、人の下に人を置くという現実に直面しました。この現実とどう向き合うかが新たな課題となったのです。
中高生だった頃教室にはスクールカーストが存在しました。「イケてる」ことが少年だった自分にとって絶対の価値であり、「イケてない」自分は価値の無い人間でした。しかし大人になってそんな価値観がいかに取るに足らないものか知りました。
スポーツ、偏差値、学歴、年収…あらゆる勝敗は視野を限定しています。ひとたび教室、あるいは会社や競技場の外をのぞけばもっと開けた価値観があるのだと思います。より開けた、大きな価値観を自分の中に持つことができれば小さな価値に振り回されずに済むのかもしれません。