これは非常に頷ける話。
増田がゲスいとか、旦那が誠実とかいうしょうもない煽りは論外として、男から見た男女の関係は往々にしてそう。
男にとって友人は同盟関係にあるものであり、生産活動や趣味活動の同士である。
対して嫁さんは、うまくやらなければならない相手であり、自分の欲望や利益を保証するための負債という側面がある。
友人との関係を円滑にするため、時として嫁より友人の利益を優先してしまうのを不満に思われることが往々にしてある。
増田の話もその一例だろう。
家族こそもっとも大切な人間関係、という認識は男女ともに変わりはないが、女性にとっての理想的な家族は「友人関係の特に濃密なもの」と思ってるフシがあるのではないだろうか。
「友達みたいな母娘」なんてものを自慢げに話すのを見て、ある種の気持ち悪さを覚える男性も多いだろう。
男性にとっては家族と友人は全く別個なもので、友人は楽しい仲間、家族は守るべき重大なもの、と全くスタンスが違う。それ故家族には、重苦しさを感じたり、その重さからモラトリアムを決め込んで無関心になってみたり、過剰に倫理的にやかましくなってしまったりもする。
カーチャンが息子を叱るときに、部屋が汚いだとか、食い方が汚いだとか、己の快不快を原則に叱るのに対し、トーチャンは勉強がどうだとか、夜遊びするなとか、そういった倫理的な事で説教する。
そんな己の倫理観を家族にも押し付けて、時に身内に厳しくなったり、友人、知人、時には赤の他人までもを立てて身内を蔑ろにしてしまう結果になるんだろうな。
http://anond.hatelabo.jp/20140108140959 日常的な人間関係で負債なんて言葉が登場するはてなーほかで見たことないわ