はてなキーワード: apple社とは
今、この瞬間、自分はiPhoneユーザーになっていた・・・はずでした。
そして、iPhoneを片手にヨーロッパへ旅立ち、多彩な機能を持ち併せた国際電話としても活用する予定でした。
しかし・・・それはすべて幻となってしまいました。
今回はその一部始終をまとめます。
遡ることおよそ2ヶ月前。
元々マカーでもアップル信者でもなんでもなかった自分は従来の携帯端末にはない良い操作性やレスポンス、
見やすい大きな画面、パソコンと変わらないレイアウトでインターネットを楽しめる点など
搭載メモリ32G版を購入した所、64G版が手元に来るというトラブルがありながらも・・・従来の携帯端末にはない満足感を存分に得る。
今使っている電話もいずれiPhoneにしよう、すっかり虜にされていたのだ。
遡ることおよそ半月前。
イタリア・ドイツへの渡航が決まり、海外でも使える携帯を調達することに。
そこで海外でも使え高機能なiPhoneに白羽の矢がたったのだ。
しかし、この頃iPhoneを導入するには予約が必要で数週間待たされていた。
イタリアへの出発まで約20日間、それまでに入荷できる店を探し歩いた。
あらゆる取扱店がいつ入荷できるかわからない・明言できないなどという回答であふれる中
ソフトバンク三郷駅前店のみ、「8月末までの入荷できます」と明言。
「もし過ぎたらキャンセルしてもかまいません」とのことなので、早速予約手続きをする。
遡ること2日前
入荷の連絡が来る。
だが、その日は遅くまで仕事があったため取りに行けず、不本意ながら翌日夕方に受け取りを延期。
そして、思い出したくもない昨日
夜7時頃、予約の時に渡された書類一式を持ち、ソフトバンク三郷駅前店へ
手続きは順調に行われ、目の前にあるiPhone4がようやく手元に来る。喜びで一杯だった。
新たな携帯番号やメールアドレスも発行(諸事情により新規契約で買い増し)され自分の携帯として使用する準備が着々と整っていた。
しかし、喜びにあふれる自分をあざ笑うかのように・・・それは起きた。
なんと・・・SIMカードを挿しているのに、「SIMカードなし」という表記が消えないのだ。不具合である。
一瞬何が起きてるかわからなかった・・・買ったばかりの電話なのに使えない。使えるはずの電話が使えない。
一方で明らかに慌ててる店員、もう何して良いかわからないと言った感じであった。
しばらくの沈黙のあと・・・
わたし「SIMカードなしって使えませんよね?」
SB店員「(回答に詰まった感じで)・・・そうですね。」
わたし「代わりの・・・予備の機種は用意してないんですか?」
SB店員「今、当店にはこの機種しかなくて・・・交換はできかねます」
わたし「では、自分はどうしたらよろしいんですかね・・?」
SB店員「そうですね・・・iPhoneはapple社での修理取り扱いとなりますので、そちらでおねがいします」
わたし「申し上げますけどね、自分は来週月曜日にはヨーロッパへ飛ぶんですよ?で、国際対応の電話が必要なんです。けれど、時間が無いんですよ?」
SB店員「・・・申し訳ありません」
わたし「使えない以上仕方ないです。残念ながら今回のキャンセルさせてもらい・・・違う電話をこちら手配します。」
SB店員「申し訳ありませんが同意書には「いかなる理由でもキャンセルはしかねます」にサインされて・・・」
わたし「まったく使えない電話でヨーロッパへ行けというんですか?!」
SB店員「・・・・・(数秒の沈黙)上の者と相談してまいります」
数分後、店員戻る。
ソフトバンクの本部?らしきところに電話して、契約した携帯をキャンセルする作業を行う。
SB店員「キャンセルのほう完了しました。お手を煩わせていただき誠に申し訳ありませんでした。」
わたし「優れた電話が使えるのを楽しみにしていたのに・・・故障用の予備ぐらい準備してもらいたいですね。本当残念ですわ」
店員さんはただ平謝りを続けていた。
自分はその言葉通りの残念さとヨーロッパ渡航中にiPhoneを手にできない悔しさ、ショックなど・・・言葉では言い知れない気持ちで一杯だった。
なにより、せっかくiPadを気に入りiPhoneも!って思っていただけに・・・好きな人に裏切られた、嫌われたような気持ちにさえもなったのだ。
その後、通い付けのスポクラへ移動するも、気落ちのあまり身体を動かす気にならず・・・すぐに帰宅してしまう。
帰宅するも、悔しさで落ち着かないのか・・・ちょっとしたことで家族に当り散らしてしまうなど、不甲斐ないことをしてしまうのであった。
そして、これを描いている今・・・午前2時頃、未だに悔しさで眠れないぐらい、ショックをうけている俺がいた。
せっかく興味をもったアップル製品も見るのも嫌になってしまうのかもしれないと思うと・・・本当に胸が張り裂ける思いであった。
まだあまり話題になっていないようだけど、とんでもない事態だと思う。
米Apple社、ユーザー自作のePub電子書籍もiBooksアプリで自由に閲覧できることを明らかに
http://hon.jp/news/1.0/0/1477/
EPUB(いーぱぶ)とは米国の電子書籍標準化団体の1つであるInternational Digital Publishing Forum(IDPF)が普及促進するオープンな電子書籍ファイルフォーマット規格。
http://ja.wikipedia.org/wiki/EPUB
単なるテキスト形式(XHTML)なので、形式さえ守れば誰でも書ける。
これが見本。
http://www.kobu.com/docs/epub/index.htm
DRMがかかっていない電子書籍の読み込みを許可したってことは、ePub形式が音楽で言うMP3にあたるものになるはずだ。
つまり近い将来、現在zipでばらまかれているような漫画などの出版物が、さらにキッツいことになる。
単なる画像の集合体で、解凍や閲覧ソフトのインストールなどの敷居があったzipではなく、リーダーと標準仕様が出来てしまった場合、一般層に恐ろしい勢いで普及するはず。
iPadは単なる点火台でしかなく、数年後には3千円とかのレベルで電子書籍リーダーがその辺のTSUTAYAなどで売っているような事態になるだろう。まさにmp3プレーヤーと同じ流れだ。
スキャナ→OCR(文字認識)→ePub形式にフォーマットを整え、配布出来る状態にするような一連の流れを自動化するソフトもあっという間に整うと思われる。
そして違法アップロードに対抗するために国内出版社は電子書籍にガチガチのDRMを掛け、消費者にそっぽを向かれる。
しかし結局DRMの掛けようがない紙による出版をやめるわけにもいかず、結局流出は止まらず、出版業自体が沈没して行く。
この辺は音楽CDと同じ流れ。
混乱Loverなら喜ぶのかもしれないが、本屋としては死刑宣告をされたようなもの。困ったもんだ。
生き残るには自らが破壊者側に回るしかないというのもなあ。
今から十数年前、自分の設計した製品が量産される立会いでのこと。量産開始の立会いは数製品めでだいぶ慣れてきた頃。電子機器がどんどんラインを流れて、完成して、段ボール箱につめられて倉庫に積みあがっていく。
本当なら、設計者として、技術者冥利につきる感動的な場面であるはずの場面で、俺は全く正反対の絶望を味わっていた。この数ヶ月間、必死で仕上げたその製品が、ふと、ゴミに見えてしまったのだ。
一度ゴミに見えてしまったら、もうダメだった。それはもう、魔法が解けたかのように、ラインを流れてくるピカピカのはずの新製品が、ぜんぶゴミに見えるようになってしまったのだ。これはゴミだ。全部ゴミだ。 ・・・会社はOKを出したかもしれない。客は喜んで買うかもしれない。その結果、利益が出て、自分の給料になるだろう。でも、ゴミだ。それはゴミだ。誰に褒めてもらおうとも、自分の価値観でそれを測るなら、それはゴミでしかないのだ。妥協に妥協を重ねたゴミくずなのだ。
俺はもうだめだ。俺はもう、この仕事を続けられない。
そして1度目の転職。
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松下やトヨタが作ってきたもの、あるいはマイクロソフトやApple社が作ってきた製品でもいい。そういうものが、まるで魔法が解けてしまったかのように、急に色あせて、くだらないものに見えてしまう瞬間。そうなってしまったらきっと、もう商売にならないだろう。商売を成功させるためには、幻想をうまく操ることが必要だということなのだろうか。まるで魔法使いのように。
そうじゃない部分もある。夢があろうがなかろうが、色あせていようがいまいが、毎日食事はしなくてはならないし、風呂には入るし夜になれば布団で寝る。起きたら着替えも必要だ。日々の生活なんてそんなもんだ。
一見、モノやサービスにお金を払っているように見えて、実は本質的には夢とか幻想とかにお金を払っているに等しい瞬間て、たくさんあるなー・・・、なんてことを、ぼんやり考えていた。
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このへんの↓話を読んで、当事者の1人として凹むこと、この上ありません。
http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20090306/p1
http://notquicka9.net/blog/2009/03/07-1514.php
orz.