2010-09-02

幻のiPhone

今、この瞬間、自分iPhoneユーザーになっていた・・・はずでした。

そして、iPhoneを片手にヨーロッパへ旅立ち、多彩な機能を持ち併せた国際電話としても活用する予定でした。

しかし・・・それはすべて幻となってしまいました。

今回はその一部始終をまとめます。


遡ることおよそ2ヶ月前。

元々マカーでもアップル信者でもなんでもなかった自分は従来の携帯端末にはない良い操作性やレスポンス

見やすい大きな画面、パソコンと変わらないレイアウトインターネットを楽しめる点など

あらゆる魅力に強く惚れ込んだ自分iPadを購入を決意。

搭載メモリ32G版を購入した所、64G版が手元に来るというトラブルがありながらも・・・従来の携帯端末にはない満足感を存分に得る。

今使っている電話もいずれiPhoneにしよう、すっかり虜にされていたのだ。

遡ることおよそ半月前。

イタリアドイツへの渡航が決まり、海外でも使える携帯を調達することに。

そこで海外でも使え高機能なiPhoneに白羽の矢がたったのだ。

しかし、この頃iPhoneを導入するには予約が必要で数週間待たされていた。

イタリアへの出発まで約20日間、それまでに入荷できる店を探し歩いた。

あらゆる取扱店がいつ入荷できるかわからない・明言できないなどという回答であふれる中

ソフトバンク三郷駅前店のみ、「8月末までの入荷できます」と明言。

「もし過ぎたらキャンセルしてもかまいません」とのことなので、早速予約手続きをする。

遡ること2日前

入荷の連絡が来る。

だが、その日は遅くまで仕事があったため取りに行けず、不本意ながら翌日夕方に受け取りを延期。

そして、思い出したくもない昨日

仕事が終わり、スポクラへも直接行く準備を整え、

夜7時頃、予約の時に渡された書類一式を持ち、ソフトバンク三郷駅前店へ

手続きは順調に行われ、目の前にあるiPhone4がようやく手元に来る。喜びで一杯だった。

新たな携帯番号やメールアドレスも発行(諸事情により新規契約で買い増し)され自分携帯として使用する準備が着々と整っていた。

しかし、喜びにあふれる自分あざ笑うかのように・・・それは起きた。

なんと・・・SIMカードを挿しているのに、「SIMカードなし」という表記が消えないのだ。不具合である。

一瞬何が起きてるかわからなかった・・・買ったばかりの電話なのに使えない。使えるはずの電話が使えない。

一方で明らかに慌ててる店員、もう何して良いかわからないと言った感じであった。

しばらくの沈黙のあと・・・

わたし「SIMカードなしって使えませんよね?」

SB店員「(回答に詰まった感じで)・・・そうですね。」

わたし「代わりの・・・予備の機種は用意してないんですか?」

SB店員「今、当店にはこの機種しかなくて・・・交換はできかねます」

わたし「では、自分はどうしたらよろしいんですかね・・?」

SB店員「そうですね・・・iPhoneapple社での修理取り扱いとなりますので、そちらでおねがいします」

わたし「申し上げますけどね、自分は来週月曜日にはヨーロッパへ飛ぶんですよ?で、国際対応電話が必要なんです。けれど、時間が無いんですよ?」

SB店員「・・・申し訳ありません」

わたし「使えない以上仕方ないです。残念ながら今回のキャンセルさせてもらい・・・違う電話をこちら手配します。」

SB店員「申し訳ありませんが同意書には「いかなる理由でもキャンセルはしかねます」にサインされて・・・」

わたし「まったく使えない電話ヨーロッパへ行けというんですか?!」

SB店員「・・・・・(数秒の沈黙)上の者と相談してまいります」

数分後、店員戻る。

SB店員「では、キャンセルのほう手続きさせていただきます

ソフトバンクの本部?らしきところに電話して、契約した携帯キャンセルする作業を行う。

SB店員「キャンセルのほう完了しました。お手を煩わせていただき誠に申し訳ありませんでした。」   

わたし「優れた電話が使えるのを楽しみにしていたのに・・・故障用の予備ぐらい準備してもらいたいですね。本当残念ですわ」

店員さんはただ平謝りを続けていた。

自分はその言葉通りの残念さとヨーロッパ渡航中にiPhoneを手にできない悔しさ、ショックなど・・・言葉では言い知れない気持ちで一杯だった。

なにより、せっかくiPadを気に入りiPhoneも!って思っていただけに・・・好きな人に裏切られた、嫌われたような気持ちにさえもなったのだ。

その後、通い付けのスポクラへ移動するも、気落ちのあまり身体を動かす気にならず・・・すぐに帰宅してしまう。

帰宅するも、悔しさで落ち着かないのか・・・ちょっとしたことで家族に当り散らしてしまうなど、不甲斐ないことをしてしまうのであった。

そして、これを描いている今・・・午前2時頃、未だに悔しさで眠れないぐらい、ショックをうけている俺がいた。


せっかく興味をもったアップル製品も見るのも嫌になってしまうのかもしれないと思うと・・・本当に胸が張り裂ける思いであった。


正直、明日以降に普通の国電話対応携帯を用意するのが辛い。

iPhoneの代わりになる電話なんて・・・存在しないのだから。

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