イラクでの日本人人質事件以降、自己責任論が叫ばれ、自己で賄える以上の制御不能な責任まで、非難、中傷として個人は背負わされるようになった。
いくら天才といえどもすべての知を網羅して理解・認識している全知全能な人間はいない。
一方で、いまやネットでは個々人の部分部分の個々の断片的な知識が補完され、表面的には全知全能な巨大な集合知となって、自分の名を冠してなにかを発するときには、絶対的な正しさがない限り、どこから矢が飛んでくるかわからない。
そのような社会では、拡大された責任を背負わされる現代の人間の合理的な選択としては何もしないということが最適な選択となる。
Permalink | 記事への反応(1) | 20:05
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その嘆きな対する質問が常に一つだけあるんだよな 「何かしたいの?」