例えば「良いデフレ」を目指し、さらに「自由貿易推進」をすると仮定する。
この場合、債権者とすでに雇用されていて解雇の心配のない者が得をするが、債務者や雇用を得ることが難しい者にとっては厳しい状況になる。
「トリクルダウン」は、まさにこのような状況に対して使われる言葉だろう。
つまり、失業したり借金があるような「負け組」に対して、適切な補償を与えるように考えることである。
「トリクルダウン」のほうが「自己責任論」よりはだいぶ優しいと思うが、そもそも政府はパレート最適性や補償原理を考慮するインセンティブが存在するのか。
インフレとは、一部の負け組にとっては得するが、大多数の一般市民は損をする。
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