2024-10-23

断熱性能と暖房光熱費の概算

って、結構簡単なのに、あんまりまとめて書いてないね

まあ、諸条件で誤差±20%くらいはあるから業者責任もって書くのは難しいってのはあるだろうけど。

というわけで、超簡単シンプルにまとめる。

 

一般に断熱性能として表示されているのはUA値。これは「表面積あたりの熱損失(W/㎡K)」なので、ここに建物の表面積と暖房度時(暖房度日(20℃)×24h)をかける。

すると、標準的な100㎡(表面積270㎡)の家で、東京等の温暖地(暖房度時50kKh)だと、UA値0.1あたり1350kWh(4.86GJ)が一冬の間に建物から逃げる熱だとわかる。

これに熱量あたりの単価をかけると、例えばエアコンなら約1万円くらいになる。電気代が上がったら勿論上がっていく。

 

これにプラスして、C値が悪いと+1万円〜、三種換気だと+1万円〜、くらいかかると思えば良い。(同じように熱損失を置き換えただけ。計算割愛

難しいのがパッシブ設計による日射取得のボーナスで、諸条件によるが日当りの良い真南に向いた掃き出し窓なら1枚あたり-1万円くらいが最大かなあ。

 

と言うわけでまとめると、暖房光熱費の概算式は

 

 一冬の暖房費 = UA値0.1あたり1万円 + 低気密1万円 + 三種換気1万円 - 南向きの掃き出し窓枚数 × 0〜1万円

 

くらいが目安になる。

エネルギーの単価次第なので、石油電気が上がれば勿論どんどん増えていくね。単価1万円のところが、すでに1.5万円くらいの方が妥当かも知れない。

年間数万円の差というのは少なく見えるけど、投資と考えれば今ちょっと高めの金をかけて等級上げておくのが安心かもね。

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