>「寄り添う」というのはそれで十分なことだと思っていたのです。
その気づき、偉い。
しかしその後の考えが足りないな。
「寄りそうでは足りなかったのだから、もっと寄り添わなければならなかった」と思ってるのが今のお前。
助けねばならなかった、常にベッタリ離れず支えねばならなかった、すべてを与えねばならなかった……とか思っている。
なぜなら妹は境界知能で、何もできず、判断力が無く、お前が助けなければ何もできなかったからだ。
俺にはお前がそのように考えていたことが、今も考えてていることが、知らん漫画家の影響などよりもはるかに重いと思える。
お前の妹はさあ、自分には何もできないので価値が無い、とか思ってたよ。
お前の答えはこう「その通りあなたは確かに何もできません。だから助けてあげますね」
これで助けられるわけがない。
寄り添うだけではく、信頼し、鍛え、応援せねばならなかった。
お前は、妹に何が出来るかを考えて、それを任せ、判断を尊重せねばならなかったよ。
今からでもいい。
妹は自殺した。「自らの意思で決断して死んだ」のだ。その意思を尊重してやることはできないのか。
あいつは境界知能だから最後まで間違えていたと、増田に来てまで思ってるのを、辞めることはできないのか。
お前の妹は自分なりの正解を選んだよ。
その正解は、お前の幸福とは相反するもので、家族にも周囲にも迷惑だし、お前と妹の関係の失敗を示すものではあるが、しかしお前が正解で妹が間違っていたとか、そんなことじゃないよ。