2024-04-03

現代アートでは「苦労して本人が描いているか」は評価に影響しない。有名アーティスト自分スタジオ設立し、スタジオメンバーが手を動かして作品を作っているケースが多い。アーティスト本人はアイデアを考え、作品コンセプトを練り、発表の場を作っていく。

そして「作品物体を作っているのか」も関係がない。有名なマルセル・デュシャントイレ作品「泉」以降、すべての作品はレディ・メイド既製品)であり、アーティストが行うのは制作ではなく「選択であると考えられている。

油絵を描くにしても、アーティストは絵の具やキャンバスなどの既製品を購入(選択)し、どの色を使うかを選び、どこにどのように配置するかを選んでいる。既製品の使い方を選択し続けている。

何か新しいもの存在していなかった物体を作り出しているわけではなく、既製品選択の組み合わせが新しいアイデアを生み出しているか大事ということだ。

きっとこれは生成AI時代で役にたつ考え方だ。

AIツールの種類を、ツールバージョンを、プロンプトを選択する。出力した画像の組み合わせ方を、画像の使い方を、画像説明付けを選択する。ツールによって作り出すもので、何を成し遂げたいのかを常に選択する。

見る側はその選択意図評価し、価値を見出すことになる。

知らんけど。

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