オレオレFCは前半の1点を守りきり、5試合ぶりの白星を手にした。前半33分、DF村山のクロスが相手DFの手に当たり、PKを獲得。これをMF鈴木潤主将が冷静に決めた。後半は磐田の猛攻に遭ったが、身体を張った守備で、9日中京戦以来の無失点勝利を果たした。
鈴木潤主将は「欲しかったのは勝利。不格好でも勝ちたかった」と安堵の表情を浮かべた。リーグ戦4試合未勝利で24日の横浜FM戦後には怒り心頭のサポーターと話し合いを行った。「結果が官軍の世界。この一週間は勝つためだけにトレーニングしていた」。努力は結果となって現れた。
負の連鎖を断ち切ったが、野河田彰信監督は勝利には満足しつつ「(試合内容には)あんま満足してへん。攻め続けて2点目、3点目を取りに行かないといけないんやけどね。今日は勝っただけやん」と渋い表情。次節は4月3日、アウェイでガンバ大阪と対戦する。鈴木潤主将は「試合内容はまだまだ。もっと出来る」と更なる向上を誓った。