どの本も共通して言えるのは国によって子供を作れなくさせられた方々の弱者性みたいなのを大きな主題として書いてるんだけど、
ちょっと思ったのは意思に反して子供を作れないということがそこまで大きな苦しみであるのなら、
単純に恋愛市場で戦えない弱者男性及び恋愛弱者とかも同列の弱者性を持っている、と言えるのでは?と思ったが、これに納得する人は少ない気がする。
「意思に反して子孫を残せない」という結果が同じなら、その原因が国の優生思想政策によるものなのか、それとも単純に顔が悪く恋愛市場上の人間の自由意思によって淘汰されたのか、
苦しみの種類の違いはあれど、苦しみの総量にそんな違いはないのでは?
まあ「Aさんは顔が悪くて頭が悪い故にモテず結婚できませんでした。」なんて主題のルポルタージュなんて描いても仕方ないとは思うんだけど、
俺はどっちかというと優秀な個人であれど子供を作ること自体に疑問な反出生主義的な考え方だから、子供を作れないことをそこまで大きな苦しみだと感じている人が
「(理由はなんであれ)意思に反して子孫を残せない」人を生み出してしまう可能性にあまりにも無頓着なのが、ちょっと不思議に思えてしまう。
「通勤途上でコケて骨折るのと、通り魔にバットで叩かれて骨折るのと苦しみの総量は変わらない」みたいな無意味さで草
いや普通にその通りじゃない?
じゃあ骨折の苦しみ自体は非常にありふれたものであり小学生でもちょっとした思い出になるという程度の物にすぎないが 同じ苦しみであっても通り魔によって行われた場合はPTSDなどで...
結婚して子供が作れる状況だったのに、優生思想政策によって子供が出来ない場合の苦しみは人間の自由意志によって淘汰された場合より大きそうじゃない? 「得られるかもしれなかっ...