パルワールド、ゲームの「仕組み」や「雰囲気」だけじゃなくて、「キャラクター(やストーリー)そのもの」まで引っ張ってきたのは中々珍しい気がする。
ブレワイに散々似てると言われた原神も、完全に遊びの路線や雰囲気はブレワイそのものだったが、プレイヤーが一番触れるであろう「キャラ」はなんかちょっと違う。
少なくともあの英傑の青と同じ色の服を着た金髪イケメンは今のところ原神には出ていない(リンク路線の金髪碧眼イケメンをむしろ増やしてほしいと個人的には思っているぐらいだ)。キャラクターのデザインの路線自体はブレワイよりもかなりアニメチックになっているし、少なくとも原神のキャラをパッと見でブレワイのキャラと誤認することは多分無いだろう。
基本的にフォロワー作品って先行作品の「枠」みたいなもの(=遊びの路線や基盤の世界設定)は完全に模倣するけれど、それに貼り付けるガワ(ストーリーやキャラクターみたいなもの)はわりと各々好きにやるというか、枠を借りる分ガワで個性を出して先行作品を喰っていこうとするイメージがあったので、パルワールドの(というかポケットペア作品の、か)「枠もガワも全部借りてくる」スタイルはやっぱり衝撃だった。
キャラクターデザインやストーリーテーリングに興味がなくてもゲーム作れるんだな……と改めて実感させられたというか。いやまあもちろん当然のことではあるんだが。
ちょっとそういう意味では自分自身JRPG的なゲームに影響され過ぎているのかもしれない。世の中には色々なゲームがあるのだ。
あの制作者が興味あるのは「遊び」だよ その為に他所から玩具を沢山砂場に持ち込む、サンドボックスというジャンルにおいてはとても正しいあり方