鈴木 音楽について決めなきゃいけない打ち合わせの前夜に、ガールフレンドとユーミンのコンサートに行ったんですよ。それが初めてのユーミン体験。それで翌日、監督の宮崎駿と音楽演出をやっていた高畑勲に「ユーミンがいいんじゃないかな」と提案したんです。
こいつホンマに私情を仕事に持ち込むことに躊躇しない男やな。
で、宮崎駿も毎日ラジオで聞くくらいユーミン好きだったからユーミンにお願いしましょうってなって
ユーミン夫妻が全然乗り気じゃなくて1年以上「まだすか?」「どうすか?」って通い詰めてたら
ユーミンの旦那が「なんかちょっと重いんでなしでw」って言ってきたんだよね。
しょうがないので当時のユーミンの楽曲の原盤権持ってたレコード屋の偉い人に頼み込んで
楽曲を使わせてもらうことになったので、
魔女の宅急便にあの2曲が使われることに対しては
大ヒットしたのちに「ええで!」ってなってるんだけども。