そんな訳ないだろ。
芸術方面(特に絵や配色等)において生まれ持った資質を無視して「努力すれば誰でも出来る」と言われがちなのは何故だろう。
世にいる絵描きは「絵が描けない人」の描けなさ具合を舐めすぎ。
よくある「絵が描けない人が練習でこんなに描けるように!」みたいなのだって、本当に絵が描けない人を知ってると「元々かなり描けてるだろうが!」って思う。
本当に絵が描けない人は、何かの認識能力的な物が著しく欠如してる。本来その視点からでは見えないものを描いたり、逆に見えるはずのものを描かなかったりする。これはマジで解消のしようがない問題で、模写をいくら繰り返しても線に迷いがなくなるだけで物の形を正しく捉えられない。
グリット状の補助線を引いても無理。モノクロにしても無理。何しても「なんでそこに線を引くんだ?」ってなる。
別に字が下手な訳じゃない、キャッチボールやラケットを使った球技だって出来る。字であればお手本を見て真似できるし、空間認識能力がないわけでもない。
でも絵は描けない。そういう人は沢山いる。
これが例えばスポーツなら、生まれ持った「体格」が結果に大きな影響を与えるし、努力だけではどうにもならない世界があるのは理解が得られると思うんだよね。
上手い人間は自分の努力によって成功したと考えるほうが気分がいいからじゃね。 才能があるだと運が良かっただけになるけど、努力であれば、自分は頑張ったけど、下手な奴は頑張れ...