でも誰も読んでない
ヒルティは敬虔なキリスト教信者なので、幸福論の下地にキリスト教がある
1冊目はキリスト教の話を(多分あえて)ほとんど収録してないから、万人受けする
でも2、3冊目はそうはいかない。キリスト教全開だから、みんな読まなくなる
でも俺は読んでしまった。1冊目がよかったから、ヒルティの思想をもっと知りたくなったのだ
印象に残ってるのは「人は死んだらどうなるか」という話
「死んだら何らかの形で次の人生が続くと考えた方がいいだろう。もし死んで何もなかったとしても、次の人生がある前提で生きる方が楽しく生きられるから、それでもいいのだ」
こんな内容のことを言っていた
俺が後悔している
死んだら終わりという前提で生きておくべきだったと
俺は、もし死んでも次の人生があるんだからと、適当に好きなように生きてきた
そしたら低賃金の仕事しかできなくなって、彼女もいないし友達もいない
「眠られぬ夜のために」を365日×2冊分読み、大事なところをラインまで引いてたが、それも捨てた
つもりだった
「人生一度きり」という思想より「来世がある」という思想にすぐに甘えてしまう
誰が洗脳したわけではなく、自分が自分に洗脳していたのに、すぐには消えないようだ
悔しい
と思う
信じた俺が悪かった
信じ方を間違ったのかもしれない
悔しい
ヤケになるのではなく、ちゃんとこの人生を生きてやろうと思った
とりあえずそこを目標にしたい
anond:20230328175901 ヒルティの誤読について指摘したく思います。 引用元の筆者(以後あなた)はカール・ヒルティが敬虔なキリスト教徒であることを都合よく忘れてしまっている気がしま...