毎日死にたいよ。毎日憂鬱になって、毎日消えたくて、毎日寂しくて、悲しくて、苦しくて、痛くて。毎日泣いて、憂いて、どうもがいても明日がやってくるのが怖くて仕方がない。何も持ち合わせない自分だから、毎日惨めだ。天は僕に何も一物も与えることはなかった。
死にたいけれど怖いものは見たくない。勇気がない。そんな小さなことすらできない。
病院に行ったって何の病気とも告げられない。ただの名も付かないような甘えた無能だった。薬は効かない。効いたらそりゃみんな飲んでるだろうしね。今じゃ病院に行くお金もない。
行って治るなら、みんな行ってる。飲んで治るならみんな飲んでる。多分人類みんな何かしら病気を抱えてる。それが当たり前なんだとしたら、こんな程度で喚いてる方がおかしいのだ。仕事ができないとおかしいのだ。
起きられない、覚えられない、頭が回らない、話しかけられない、顔を見れない、まともに喋れない。ないことだらけなのに、穴だらけなのに救われるべきボーダーまでは落ちてない。
死ぬ気で頑張って毎日順応して、首の絞まるような思いで働いているのに、やっぱり甘えだ。無能なだけの、でも働けてるじゃんって見られるから。どれだけ無能が惨めか、外側の人間は知らないのだ。スタート地点に前乗りして、終わって毎日復習して、ここにやっと立てているのに。
若さが何だと言うんだ。生まれながらの無能は何年経とうが無能のままだ。歳を取ったらマシになると言うならその間の数十年どうやって生きて死んでいけばいい。
今時の若さの水準がどんどん下がっていることに焦って、でも歳を重ねるのは止まらない。もう21歳だ。自立もできずにこんな歳だ。学生でも何でもない、20歳以下でもない、何の特別もないただの純粋な数字だ。そんなものに価値を感じるのも忌々しさを感じるのももうやめたい。