面白かったし俺好みだった
問題は筆者の過去作、過去作を調べるくらいにはビブリアが面白かったんだけど目についたダーク・バイオレッツってタイトルにひっくり返った
その発刊当時、俺は学生で毎月ラノベを買うくらいの読書全盛期だった、何冊も読んでその殆どタイトル作者共に忘れていった
そんな中で数少ない「面白くなさすぎてタイトルを覚えていた小説」の一冊がダーク・バイオレッツ
とてもじゃないが当時げんなりした小説と同じ作者の書いた小説とは思えない、それくらいビブリアは面白かった
なんで、どうして、何があったの、時間ってそんなに全てを変える?こんな化物みたいな成長率ってありえる?としばらく頭の中ぐるぐるするくらい衝撃だった
俺の中でビブリアの作者は「デビューするために流行り全振りの媚びた作品を作れるタイプの人間、本当に書きたいもの書いたら面白いタイプだった」という推論で納得している
人となりは一切知らんので完全なる憶測だし、そもそもビブリアが作者の書きたいものだったかどうかすら知らん
でもそういう理由付けしないと自分の中で消化できないくらいダーク・バイオレッツがつまらなかった思い出だけははっきりと残っている
ビブリアが作者の性癖として書きたいものだったかは疑問だなあ。 シリーズ最初の頃って本屋大賞が話題になりだして、本マニアのための本ってのが、結構よく売れてたと思うよ。 あざ...
そうなると純粋に作者がめちゃくちゃ上手くなったとしか説明つかないじゃないか、いやそれでいいのか 増田の論も合わせるとデビュー作もビブリアもちゃんと流行を追った結果ってな...
言うて新人作家なんて3冊も書けばめちゃくちゃ化けたりするからね。 まあ三上延は当時から「地味な作風」と言われとってあんまりわかりやすい面白さはなかったと思うけども。