コロナで死にたくなった

2022-08-20

コロナに罹った。

熱はそれほど上がらなかったが、数日間まともに動けずに寝ていた。

とにかく早く治そうと。

しかし、ふと思った。

早く治す必要はあるのだろうか。

子供や家族など守るべき存在がいるわけでもない。

ただただ自分のために生きているだけだ。

自分のためと考えるとそこまで頑張る気力も湧いてこない。

しょっぽい給料のために毎日会社に行って、家に帰って飯を食って動画見て過ごすだけの生活。

そんな生活に戻るだけだ。

誰からも心配のメッセージが来るわけでもない。

会社には陽性の報告を入れたので、そのときに一応心配と思われる一文は返ってきたがそれのみである。

気が付けば普段から連絡を取り合うような友人もいなくなっていた。

高校時代の友人も、大学時代の友人も昔は連絡を取っていたが、ほとんどが結婚し出産し、それぞれの生活に進んでいった。

完全に取り残されていた。

ただただ、ボロアパートの天井を見て過ごした。

これから先も、なにかの病気に罹ったり、体調を崩したりして、同じような感覚を繰り返すのだろう。

おそらく今よりも気が落ち込むだろう。

なにも上向きになる要素はないのだから。

なんか疲れた。