私はずっと食に興味がなかった。
幼い頃からそれなりに美味しいものを食べて育ってきたから、大人になってもそのありがたみが分からなかった。
社会人になり自炊を始めると、毎日同じようなものを食べるようになった。
例えばカレーを大量に作って3日間食べるとか。
もしくはダイエットも兼ねて、少ない食事にし、間食を控えるとか。
すると確かに痩せるし、食事に気をかけない分心のゆとりができた。
いや、できたと思っていた。
そんな生活が2年続いた頃、自分の中の気力が落ちていることに気づいた。
食にこだわりがないことが、日々の生きるエネルギーを奪っていることに気づいた。
私は今まで料理番組やレシピサイトに興味がなく、インスタやTwitter、またはてなでも美味しいレシピや商品の紹介がバズっていたりするが、興味がわかなかった。
美味しいものを食べてどうなるの?私はそういうものはもう沢山、みたいな気持ちだった。
だが「美味しい」という気持ちは心の栄養になる、最近それにやっと気づいた。
美味しいは、日々の糧になるのだ。私はそれを知らなかった。
ずっとうちの料理上手なママがいってたけど 「自分でつくると味が予想できる。味をキメるために味見などするともう食卓にならべたころには大して食欲がないのでビールの当てにして...
それに気づいたキッカケが気になる