2022-06-17

普通の人の振りをして生きてる

これまでの人生、これと言って特に大きなトラブルを起こした事も人と揉めた事も無い。

全くないという事ではなく、深刻だったり長期間に渡るそういった出来事に見舞われていないという事だ。

仕事も数度の転職を経て居心地のいい会社管理職をしている。

部下にも「○○さんっていつも平常心ですよね。怒ったりしないんですか?」と聞かれる。

家でも多少の夫婦喧嘩、親子喧嘩はすれど、破綻する程の大事にはならないように自分が引いたり調整役になったりして安定を築いている。

  

そこそこで平穏な日々だ。

  

でもいつも今にも発狂しそうな自分が面の皮一枚後ろに待機している。

会社内で、通勤電車の中で、夕食の団らんで、今ここで大声で叫びながら目の前のもの破壊したい衝動に駆られている。

  

そのスイッチに常に自分人差し指が置かれている。簡単に押せるところに自分は居る。

  

最近身内が自らこの世去った。

その行為は私と真逆ベクトルだが、彼もまたスイッチに指が掛かった状態で生きていたのだなという事はわかり、僅かながらに親近感を抱いた。

  

はいつまで普通の人の振りをして生きて行くのだろう。

いつ私はこの人差し指に力を加えるのだろう。

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