2022-06-11

anond:20220610212049

拾ってしばらく家に置いといた子猫のこと。

離乳期に入ったばかりくらいの週齢だったので、ウェットタイプの餌やカリカリを水でよくふやかして潰したものを食わせていた。だが食い気は旺盛なのに咀嚼することがまだ上手に出来ず、餌を食べるというよりは吸っていた。しかも勢いよく餌に鼻面を突っ込むので鼻に餌が入る。それを鼻を「プンッ!」と鳴らして出す。だから餌を食べている時ずっと、「チュッチュッチュッチュップンッ! チュッチュッチュッチュッチュップンップンッチュッチュップンップンッチュッチュッチュッチュッ」って音がする。

たらふくご飯を食べた後に急に大人しく香箱座りをする。顔をのぞき込んで見ると、そのまま目をきゅっと閉じて寝ている。キジトラ模様の縞と縞の間隔が狭まり黒い毛玉みたいになっていた。

まだ自力で排泄出来なかったので、人の手で子猫肛門をおしりふきで拭いて刺激して排泄をさせなきゃいけなかった。そうするとものすごく抵抗してくる。でも、うんこが出るフェーズになった途端に表情が宇宙猫になり、そして踏ん張る時は両足をピーンと伸ばして「ん゙ー、ん゙ー」ってうなるのがとても可愛いおろしたての歯磨きチューブみたいにねりねりとうんこ出る。

すごいがに股歩きで、特に歩く姿を真後ろから見たときが最高に可愛かったのだが、がに股の原因はお腹がまん丸のぽんぽこりんなせいで、足が腹につっかえて真っ直ぐ前に出ないことだった。


拾ったその日は歩くのもままならなかったのに、10日もせずにアグレッシブに猫じゃらしと戦い、人間の脚から背中を駆け上がるように登り肩にとまるほどになった。


「ミヤー」と鳴くときの声が独特のかわいさだった。

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