たとえば、同僚が使っているロッカー。
番号式のロックがある。
この番号を知ること、かぎつけること、暴くこと、犯罪者にとってこれ以上の美食はない。
ハイエナがうまそうに屍肉に食らいつくのと同じ。
もし「秘密」がない、まともな人間だったらつまらない。
犯罪者の人生とは、「仲間」を探し当て、世の中の治安を乱すことが最終目的だからだ。
仲間とはもちろん、「心にうしろめたいもの」を持った人間である。
番号式のロックや、PCのパスワード。
これらはそういう仕組みである以上、「秘密」を必要とする。
つまり、犯罪者にとってほぼ唯一の、
「一般市民とふれあえる場所」なのである。
この秘密を通じて、自分の存在意義を確かめることができる。
「ああ、このために生まれてきたんだ」と思える。
つまり他人の秘密とは、彼らにとって最高のステーキであり、人生を満腹にするためのライフハックなのである。
ハイエナがサバンナで屍を食らい、むさぼりついている時、
「ああ、生きている!」と感じるだろう。
あれと全く同じである。
「三度の飯より、他人の秘密」
とは犯罪者にとっての人生を見事に表した言葉といえるだろう。
Permalink | 記事への反応(1) | 05:40
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ハイエナは自分で狩りをせず他の猛獣の食べ残しをいただく卑しい動物と思われているが 実際にはハイエナも狩りをするし、ライオンがハイエナの獲物を横取りすることもあるらしい ハ...
イヌ科だから社会性も高いしチームワークで狩りも行う 狩りの成功率はライオンよりもずっと高い
以上、現場から犯罪者によるハイエナの擁護をお送りしました
ほんとこれ。 しかもハイエナは獲物をちゃんと骨まで全部食べる。 ただ食い殺すだけのライオンとは大違い。