3/27~3/28編
(夜中の1時半くらいに目が覚めたけどもっかい寝た)
間取りは実際の自分の部屋とよく似ていて、ちょうど布団の足元にふすまがあり、その奥が部屋の入口になっているようだ。
寝ているという自覚を持ちながら寝ている、という奇妙な状態。夢あるある。
部屋も真っ暗なはずなのになぜかそれが着物を着た女性だということが分かる。夢あるある。
着物の女性は布団で寝ている自分の横を通り過ぎ、枕元に置いてあった荷物を漁り始めた。
「なるほど、物盗りか。」
寝ているが意識はあるというよくわからない状況にいた自分は、よし、とっちめてやろうと決意する。
女性が用を終え立ち去ろうとした瞬間、布団から起き上がって「おい!」と呼び止めた。
というところで、聞いたこともない自分の低い声が喉から発せられて飛び起きた。
もちろん現実の部屋の枕元に荷物は置いていないし、着物の女性はどこにもいないし、そもそも和室ではない。
ていうか現実でもし夢のような場面に遭遇した時、とっちめてやろうとか思っちゃだめだろと思う。
体格に自信があって格闘技の覚えでもあるなら話は別だが、深夜に他人の部屋に入り込むような輩がこちらを物理的に襲わないとも限らないのに。