今更だが、Adoさんの1stアルバム『狂言』に再びハマってヘビロテしている。
斬新な発想と複合的な歌声で、これまでにない境地の芸術を生み出している。
Adoさんは自分が好きでないと言う。劣等感だとか、苦しみとか、葛藤とか、そこらへんが芸術の出発点になっているのだと思う。
あらゆる層の共感を買っている。私もデビュー以来ハマって聞いている。
私は、この犯罪被害を受けて、人間の負の側面の暴力を、25年間受け続けてきた。毎日負の感情だらけで生きている。
だが負の感情だけでは、身を焦がすだけだ。焼け朽ちるかもしれない。
私は、Adoさんに長生きしてほしい。負の感情で人生を焼け焦がしてほしくない。
劇場版EVAのラストは、人間肯定の賛歌に傾倒してしまったがために、牙が抜け落ちた表現になったと思っている。
もちろん、これを円熟とか成熟ととらえる向きすらある。EVAの最後には適切だったと思う。しかし、安全な帰還に終始した感もある。
Adoさんは、自分が好きになったら引退すると以前から言っているそうだ。それは正しいことだと思う。いつになるかは、Adoさん自身が決めることだ。
adoが作詞もしてたらせやなーってなるけどadoは歌っとるだけやろ
でも歌詞を「解釈」して我々に伝えているのはAdoちゃんやし・・・
Ado「うっせえわ」 上手く人生の円熟・成熟に帰還していただきたいと思っている。
Adoちゃんはそんなこと言わない