サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいい話だが、それでも、俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うと、これは確信を持って言えるが、最初から信じてなどいなかった。
これを入れたら
↓
幼稚園児の頃だったらまだしも、小学生ともなればもう、現実というものが見えてくる時期だ。俺は、自分がサンタを信じていないということを周りにはひけらかすこともなく、ただひたすらにクリスマスイブの夜が来るたびにドキドキしながら枕元に置いた靴下にプレゼントを入れる親父の姿を横目で見ながら、「ああ、また今年もサンタなんか来ないんだろうなぁ……」と思いつつ布団に入って寝るフリをするだけだった。そして朝目覚めると、そこにはやはり何もなく、ただ枕元に置かれた菓子類だけが俺のことをあざ笑っているようだった。そんなことを毎年繰り返していれば嫌でも気付くだろう? 『自分はサンタなんぞ存在しないと思っている』ということに…… しかし、世の中にはいまだにサンタの存在を信じている奴がいるらしいのだ。いや、正確には『サンタの存在を本気で信じこんでいるバカ野郎ども』と言ったほうがいいかもしれない。そう、『サンタを信じている愚か者ども』だ。
これが出力された
俺より文章力ありそうなんだが