https://note.com/gyamaguchi/n/ne591e05ec1e4
はー。わかりやすー。
ところで、物価が上昇する局面で、現金を持っている人は、そのまま持っていると次期に買えるものが少なくなるので、高くなる前に買って消費するか、あるいは投資をしてお金を増やそうとします。これに対して物価が下落するのであれば、現金を持っていた方が特になるので、経済行動は逆に、すなわち消費も投資もしなくなります。
企業にとって、デフレ下でもっとも負担になるのは借金と雇用です。なぜなら借金の額は物価が下落しても減らないので、相対的に返済の負担は重くなり、従業員の給料はデフレだからといって簡単に下げられないからです。こうして投資が落ち込み、雇われる人が少なくなります。雇われる人が少なく、給料の総額が減れば、購入される財やサービスが少なくなり、消費も落ち込みます。それが価格の下落に拍車をかけ、ますます消費も投資も減退します。こうして物価の下落と経済の縮小がらせん階段を下っていくように進むありさまを「デフレスパイラル」といいます。