NHKで「ありのままの自分好きですか?」というコンセプトのもと、プラスサイズモデルとして活躍する太めの女性が登場していた。今の体型を素晴らしいものとして自分を認めるというようなものだったのだが個人的には多少わからない点がある。
ありのままの自分を認めるという考えは非常に素晴らしいと思うのだが、おそらくその女性は全身を綺麗に脱毛していた。脱毛の目的というのはほとんどの場合身体をより綺麗に見せるためであり、モデルをするにあたり脱毛したと考えるのが妥当なラインだろう。
そうすると、ありのままの自分を認めるというコンセプトが崩れてしまわないだろうか?太っていることは醜いということではないという考えを発信しつつ、毛が生えているのは醜いという考えはそのままになってしまってはいないのか。
調べてみるとすね毛や脇毛をそのままにしているモデルは、プラスサイズモデルと同様数は多くないが存在する。
番組に出ていた彼女には、太っている自分は認めるが体毛のある自分は認められないという境界線があったのだろうか。それ自体はなんら問題はないのだが、だとするとあまり番組のコンセプトと合致する存在ではないのではないか?