『「子供を産まない」という選択』って本、ちょっと前は独身やDINKSが自立した女性の象徴とさせていたけれど今やすっかり仕事も子育ても両方じゃなきゃ幸せな女性とは見られなくなったこととか
新聞などのメディアでいじめや虐待、子供を取り巻く状況の過酷さが報道されるのを見て産む気をなくす女性もいた事とか
派遣社員の地位が暴落して派遣社員女性は正社員男性とは付き合う事すら許されなくなった事とか
色んな女性に取材した上で具体的に書いててかなり読み応えあったけれど
産まない・産めない女性が肩身を狭い思いをするのは結局、子供を産む事が正しいとされる出生賛美社会のせいなんだからそこに切り込まなきゃ意味がないのに
この本も最終的にはそこに乗っかってしまってるっていう…
金のある家に生まれてキャリアもあり外見もよく男も選び放題の選べる立場の女があえて子供を産まないという選択をしたらそれは選択だと思うんだけどさ。 環境に強いられて選ぶ力を...