「おっさん」ってのは主人公的センチメンタリズムやシリアスさから最も遠い存在なので、意識してテンション下げて悩みを増やす事で「モブ化」しないよう心がけている。
テンション高いおっさんはあまりにも「おっさんというフォーマットからブレない」為、だんだん透明度が上がっていって背景の中に溶け込んでしまう。
こう自問自答するだけで、一気に主人公度はアップする。
透明なおっさんとおばちゃんに期待される「らしさ」とは「自己批判性の無さ」なのだ。
常に自己批判し、実際にその改善に向けて動いている(風の)態度を装えば、自ずとモブ度は減っていく。
「憂い」が大事だ。唐突に自嘲混じりにシリアスなセリフを言うイメージ。
大きな「悔い」を残して生きている感があるといい。
そして本当の主人公を庇って、何かを託して死んでいくのがいい。