2021-04-24

爪楊枝をタバコ代わりにしている

おれはタバコを吸わないんだ。体に良くないからな。人生で一度だけ吸ったことがあるがそれだけ。コーヒースナック菓子など中毒性の高いものに滅法弱いから、タバコも吸い始めたらなんだかんだハマってしまうに決まってる。今は一箱500円ぐらいするそうだから出費も馬鹿にならない。

しかタバコを指の間に挟んでフゥーと煙を吹き出す仕草には少なからず憧れがある。紫煙に細める目の、あの気だるい、今にも人生に厳しさついて語り出しそうな雰囲気……頭もスッキリするって言うし。でも吸うのはな……

そこでオレは気付いてしまった。

タバコってやってることは要は深呼吸から、煙出る必要なくない?と。

そんなオレにお勧めしたいのが爪楊枝。まず形。細長い。タバコも細長い。長さはタバコに比べてやや短いがタバコも吸ってるうちにこれぐらいの長さを必ず経過することを考えると、吸ってる感が出せるベストな長さと言える。


オレは飯を食うと必ず同じ歯間のクレパスに食べカスがハマるので、家でも外でも爪楊枝を常備している。試しに一本、咥えた爪楊枝を人差し指中指で挟んで、息を吸い込んでみる。腹を膨らませ、口から煙を吹き出すイメージで一気に吐き出すと……やっぱり!気持ちいい。当たり前だ。深呼吸してるんだからそもそも現代人は腹から思い切り深呼吸することが少なすぎるのだ。

これなら数百本吸っても100円で済む。肺も汚れず、脳機能にも悪影響はない。食後に一本というタイミングもグッド。ということで一日3,4本は爪楊枝を吸っている。

禁煙の店は多いが禁爪楊枝の店はなく、なんなら店側が用意してくれている。歩きタバコは下手すりゃ罰金だが歩き爪楊枝を咎める人はいない。いつでもどこでも吸える。風立ちぬ堀越二郎も病に臥せる妻の隣でぐらい爪楊枝を吸っておけばバッシングを受けることもなかったろう。いいですよ、爪楊枝。

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