別にオタクの女がBLをポルノ(娯楽と書き換えても良い)として楽しむのは「好きにやれ」と思うが、オタクの女がBLを特権的なものとして扱い出すから面倒くさい話になるんだろうな。
「傷ついた私達に与えられた救い」みたいな言い方をやめればよい。ただ単に「私達にとって楽しいポルノ」でしかないのに「特別なもの」として置くのが反感を招くのだろう。楽しい虚構ポルノとして楽しんでるだけですよ、実際のゲイの人が嫌な気持ちになるのはごめんなさい、でもただの虚構だから。という話にせずに妙に文学的かつ自身のアイデンティティに絡ませることがなんの意味があるのかよくわからない。「傷ついた私達(女性)」がなんで特権化されてると思うのか。
表現はどんなものであれ誰かを傷つけたり違和感を抱かれたりするのだけど「それはそれとして私達が好きだし、現実と絡まないフィクションなんだから許してね」で終わるのではないかと思うんだけど、それじゃあダメなのかな。やたらと男性向けポルノを攻撃するBL愛好家もよくわからない。他者のプライベートを侵害しない限り、マンガのポルノはただの虚構でしかないのに。