到底敵いっこないって言ってんだよ。
「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」森喜朗氏の発言は、紛れもなく女性蔑視そのものだ。
でもそれは、たまたま声のデカい「森善朗」という媒体を通して世に放たれたから大騒ぎになっただけであって、彼が発言を撤回しようが「反省」しようが、世界の構造は1ミリも変わらない。
現に、「「女性蔑視発言への批判」に対する批判」が後を断たない。これからも雨後のタケノコの如くこんな発言が出続けるだろう。
・同情:「森さんが気の毒」「いじめるのはやめよう」
・問題の矮小化:「いいじゃないかそれぐらい」「世の中にはもっと大きな問題がある」「死ぬわけじゃないんだし」
・批判者を批判、からの女性蔑視:「ヒステリー」「些細なことで騒ぎ立てて、これだから女は」「話が長い女の方にも原因がある」
これは今までもずっと同じだった。性犯罪被害やセクハラ被害に対して何度も何度も何度もこういうセリフを投げつけられてきた。
敵の正体は何だ? そりゃ言っちまえば、世界だ。
「公の場では許されない」を超えて、匿名ネットとか飲み屋の発言までを無くそうとすることには反対やで。