なんか、現実(地球?)じゃないようなところで過ごした時期があったような気がしてならない
生まれてこのかた、ずっと連続して現実だけを生き続けている気がしない
具体的に言うと、俺はリゾートホテルなんかには一度も行ったことがないんだけど、青い海・ラタンのチェアー・天蓋付きベッド!みたいな、典型的リゾートの光景がかなりはっきりと思い浮かべられる
思い浮かべられるというか、あまりにはっきりしているので、「思い出せる」といっていい
この感覚が曲者で、現実には体験したことがないはずのものを「思い出せる」……ということは、俺は現実以外の体験をもっているのでは!?って感じがしてしまうんだよな
夢でみた・映画で見た・ゲームでプレイした…みたいな諸体験が混じってぼやけてリアリティを生んでいるのだろう
……っていうのは分かっていても、やっぱりこう、感覚的にはずっと現実を生きてる感じはしないんだよな〜
最低でも1年とか、なんかこう、しがらみの一切ない安楽な場所で過ごしていたことがあるような気がしてならない
いまこんなに休みがなくて苦しいと感じるのは、その体験と比較しているからなような気がする
窓から青い海が見えるラタンの家具のリゾートで過ごしていたことがあるはずなんだ俺は
あるいは、ただっぴろい草原の中にある、木が一本だけかっこいい感じに生えた小高い丘に寝転がったりするような暮らしをしていた