私はITの開発系のエンジニアだ。(ゲームの開発、Webのバックエンドの開発やフロントエンド開発をやってきて、今は機械学習のエンジニアをやっている)
「一番じゃなきゃいけないんですか?2位じゃなきゃいけない理由は?」という感じの科白をふと思い出した。もうたぶん10年くらい前の言葉だ。ちょうど私がソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを積み始めたころだ。当時はあの言葉に憤慨したものだった。そのあと、京や富岳が世界一になった。そのことでふと思うことがある。
京や富岳が世界一になった。でも、日本においてソフトウェアエンジニアの地位が向上したのだろうか?
実感として私はそこまって変わってないように見える。結局はハードだからだ。
もし、あのとき京や富岳のため資金を、ソフトウェアのために使っていたらどうなっただろうか?と時々思う。
いまやっている紙の業務やらを電子化するための資金につかっていたらどれほど、より良い対応ができたのだろうか?
「一番じゃなきゃいけないのは、シェアを守るため。日本のIT技術を守るため。」という発言もいろいろあったが、あれはクソみたいな大企業を守るための口実に過ぎなかったような気がする。