それと別に、日本特有の超高齢化社会だからこその要介護者・要介助者受け入れの意義もある。
児童のうち少なくない人数が将来は介護職、医療職、その他の社会福祉職に就くことになるが、小中学校の社会科や保健体育の授業だけではちょうどその辺りの知識が学べない。
だからこそ介護の実践的知識を同級生を通じて学んでおけば、将来の進路選択に生かすことができる。
それ以外の進路に進む児童にとっても、要介護者の増加とともに家族間介護に従事する人も増えていく時代なので、若いうちから介護・介助の経験を積んでおくことは必ず役に立つ。
健常者にとっては一見理不尽な理由で授業やその他の活動が中断することもあるだろうが、それも介護においては日常茶飯事だから。