フェイクを入れて書く。
数年前、社内で社員の自死があった。かなりハードな業務状況だったようで、遺書からは上司の厳しい指導も含めた業務起因性が伺えたらしい。それで遺族が裁判を起こしたのだが、どこからか上司の名前が漏れ、ネットでも個人名が書き込まれるようになった。
正直言って、酷い上司だなと思いは同じ会社の自分でも感じていた。ただ一方で、組織としてのガバナンスの問題もひしひしと感じられたし、上司一人を血祭りに上げるような風潮に違和感もあった。
その上司が亡くなったと聞いたのは、それからしばらく経ってのことだった。聞くところによれば、部下と同じ自死であったらしい。
上司の名前を検索すると、あいつが死ねば良かった、等の書き込みを未だに見ることができる。そして同様の報道がなされる度に、同じような怨嗟をいくらでも見ることができる。そういったものを目に耳にする度に、どうか加害者が死に追いやられることがないよう強く願っている。
罪人は命をもって償うしかない
中傷したら電子ドラッグで死ぬプログラム組むしかないのか…