飽きっぽい分、衝動性が高いので金と気力をぱっと使って数ヶ月後に後悔する。数ヶ月で手に入れた知識なんかほぼほぼ身に付かないし、グッズはただのゴミだ。
熱に浮かれて購入したものや、その残滓を見ても他人事のようにしか見えない。無駄遣いしたことに落ち込んで、次こそは長く好きでいられるものを探そうと決意する。
これでもハマっているときはいつも運命だと本気で信じ込む。あの瞬間は寝食を疎かにしてしまうほどの快感を覚えるのに、続かない。今回もあっという間に蒸発した。
飽き性とはいえ、「好き」でさえ継続していられない自分に絶望する。
「好き」だったら努力できるはずなのに、続かないということは好きでなかったのだろうか。そうは思えないし、思いたくない。
でも細切れにされた過去の趣味を見ていると、自分の軸がなくて不安になる。
誰でも情報が入手できる世界では、やたらめったら毛を生やしただけのにわかに信頼性はないのだ。
どうしたら細く長く飽きずに、興味を持っていられるのだろう。
かわいそう……人間みんなそんなもんですよ
「好き」や「夢中」がずっと続く人の方が珍しいよ。 深く狭く派と浅く広く派のどっちが正義とかないので、 熱中できる時に思い切り楽しめればそれも才能では。
色んな世界に首突っ込み続けてるとそのうち色んな経験したー!っていうのが自分の軸になってくるよ。短い期間でも運命だ!と思えるほどハマれるのは素敵なことじゃん。