もう長らく遠ざかっている。
恋人がいるからといって幸せとは限らないが、恋人がいる人は人を愛し人に愛される喜びを知っているということになる。
親きょうだいからは愛されている実感があるが、恋人つまり他人を愛し他人に愛されるという実感を覚えた経験はない。
過去に何人か付き合った人はいたが、前述のような感覚を覚えることはなかった。
私の感覚、センサーに問題があった可能性も否定できないが、前述のような感覚を覚えるような相手ではなかった可能性も同様に否定できない。
人を愛し愛される、なんとすばらしいことか。
いささか大袈裟と思わなくもないが、そのような感覚を抱いた赤の他人同士が、以後の人生をともに歩もうと約するのが婚姻ということなのだろう。
世の恋人達も夫婦達も愛し合ってないよ寂しいから妥協し合ってるだけ。 恋人や配偶者が居ると余計に寂しい気持ちが強くなるだけだからお勧めできない。
人間によって埋められる孤独なんてほんの一瞬。満足させられなければ離れてく、また孤独になる。その繰り返し。
一瞬でも満たされるならそれで十分だよ。
つまり、お互いに使い捨ての関係だと思いながら付き合う訳か。