もともと家族というものについてあまり良いイメージを持っていなかったし、自分が家庭を持つことが想像できなかった。
第一不条理が渦巻いるこんな世の中で、子供を作ることは親の一方的なエゴの押し付けだし、傲慢で子供が可愛そうだと思っていた。
それに自分の勉強の為に時間を使いたいし、見たいものやしたいこともたくさんある。
元々パートナーは子供を強く望んでいて、自分もその為にしてあげたいと思ったし、一緒に育てていけるという感覚が沸いてきた。
子供は最初は宇宙人のように感じられたが、段々と実感が沸き、可愛く思えるようになった。こんなに弱々しく保護を必要とする存在だったなんて、知らなかった。
性欲に抗えなかっただけか
そーゆーツッコミ(いやんエッチぃ)するオマエこそ、な
お前こそって言葉使えば反論した気になれるの?
俺こそが俺だった!
自分の血を分けた子供を見ながら思う、人間は何故再生産を繰り返してしまうのだろうか。 どうして血を分けたってわかるの?DNA調べたの?托卵じゃなくて良かった。