私は職場に嫌いな人がいる。力があるなら虐めたおしたいけど、私は権力もないし、相手は年上の男だし、そもそもバレないようにいじめる方法が思いつかない。早く辞めてほしいと思うくらい嫌い。
すっげえ幼稚。
こんなこと考えてる自分がアホくさすぎて嫌だった。仕事に人間関係の好き嫌い持ち込むのも嫌。嫌いな奴のことで腹を立てたり、イライラしたりする自分が本当にちっせえ奴だと思ってムカついてた。
人の不幸を願う自分も嫌だった。良い人は、こんなことで人の不幸を願わないからだ。
だから、毎日仕事に行く前に、死にたいって思ったり、「嫌だーーー」って言いながら泣いたりしていた。
ある日、ふと「あいつ死なねえかな」と言う言葉を脳内で呟いてみた。
すると脳内に朝日が差し込んできたような気持ちになった。とてつもなく、すごく、ポジティブになったのだ。
今までは、その人にイラッとする度に「イラッとしてしまった…イライラしてる自分嫌だな…」「こんな些細なことでイライラするなんて、小さい人間だな…」と気落ちしていたが、その日以降、「ムカつくなー、あいつ死なねえかな」「腹立つなー、あいつ死なねえかな」と脳内で毒づくようにしたら、頭が軽くなっていくようになった。
幼稚であることには大して変わらないのだが、「良い人はこんなことでクヨクヨしない」「優しい人は人の不幸を願わない」とか考えているときより、脳内で殺した方が断然幸せになれる。
良い人でいようとするから、辛かったんだ。
とても素晴らしい気付きだった。