2020-08-15

女らしさへの強迫観念みたいなもの

性別役割分業なんて不合理。人それぞれ自分の望む生き方をすればいい。古い価値観にとらわれる必要なんてない。本当に心からそう思っている。

その一方で、なんとなく環境の中で感じ取る「女らしさ」(私は女性なので女らしさに限定)に見合わない自分を責めたくなる内面の声がどうしても消えない。こういうのもコンプレックスなのかもしれない。料理家事ができなければ、体型に気をつかって運動ダイエットに励まなければ、自分仕事よりも家庭生活パートナー環境を優先しなければ、といった声に悩まされる。そんな内面化された規範意識に従っても自分生き方否定することになるだけだから、苦しくなるだけなのもわかっている。かといって、まったく無視もできない。「女として不良品」「できそこない」という評価自分で下して自分を苦しめてしまう。女らしさの規範にしがたわなくてもしがっても苦しい。私は自分の好きなような生きていて楽しいし、そのこと自体は納得している。それでもなかなか社会の中で培われた女らしさの声を相対化したり解消するのは難しいものだと思う。

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