ずっと物理的な暴力だけがDVだと思っていたけど、当事者になって改めてインターネットを見てたら自分が受けていたのはモラハラという名前のDVの形のひとつだったことが分かって、何故かほっとした。相手からの物理的なDVがなければ別れるのはおかしいと思って延々と我慢していたけど、結局最後まで暴力はなかったので、別れる覚悟が決まるまで5年かかった。別れたあとも「モラハラはDV」という認知を得るまで、ずっと自分は相手からの大したことない言動に耐えられる逃げた弱くて酷いやつなのでは、という重石を抱えていた。いまはその相手を見捨てたということはもちろん変わらないとは思うが、でもこっちもモラハラDVを受けていたしお互い様だよね、という考え方ができるようになって幾分楽になった。
結婚しなければ真人間ではない、という謎の古い考え方に囚われていたけど、結婚は手段であって目的ではないということに気づいた。
一人で生きていくのは少し寂しいが、よほどのことがなければ結婚するための活動はしないと思う。
もう絞り取られて生きていくのはこりごりだ。